12月22日に早稲田大学学生会館にて、モンゴルプロジェクト2007報告会が行われました。
年末の忙しい時期にも関わらず多くの方々に来て頂くことができました。ありがとうございます。

(展示資料)
第一部はプレゼン形式の報告、第二部はパネルディスカッション形式で参加者も巻き込んで議論を行いました。自分たちの意見や想いを共有できた事は、とてもよかったと思います。

(プレゼン担当勝田君)

(来て下さった方々)
参加者もスカウト関係者だけでなく、お世話になったNGOの方々も来て下さいました。報告をここで終わらせるだけでなく機会があればどんどん発信して行きたいと思います。また、出張プレゼンも承ります。

(集合写真)
また、モンゴルプロジェクト2007報告書(β版)(PDF)も完成しましたので、是非ご覧下さい。
ちなみにこちらは昨年度プロジェクトの報告書です。合わせてご覧下さい。
「空、草原、ヤクの乳」 ~第5回~reverse~
担当:オクイ(記録)
すでに勝田がゲルステイの思い出を語っているが、今回はまた別の視点、ゲルステイ裏についてである。お食事中の方、体調の優れない方の為に、直接的な表現、写真などは控えさせていただく。
8月16日、みどりプログラムを終え、ウランバートルのアパートに立ち寄った後、郊外に向かった。ゲルステイをする為である。観光用のゲルではなく、実際に生活をされているゲルに泊まりたいとの要望だったので、正確な目的地はわからない。うとうとしているうちに道は日本でいう道ではなく、モンゴルで言う「道」になっていた。
右往左往をしているうちに今晩泊まることになるゲルについた。U字渓谷のようなところで地平線は拝めなかったが、見渡す限り草原だった。まさに想像していたモンゴルであった。ゲルの家族もまさに遊牧民で、乳しぼりや馬を柵に追い込んだり、期待通りの仕事をしていた。
数々の乳製品をいただいた。ここで羅列していっても味も雰囲気も伝わらないので、興味を持った方には実際にモンゴルに行って食べることをお勧めする。兎に角、ヤクの乳をつかった乳製品は絶品だった。脂肪分が多く、やや甘みがつよいので、強すぎるコクを気にしなければいくらでも食べ続けられた。夕飯に出された肉うどんに近いものは大変シンプルな味で、ここでカレー粉と醤油の真価を発揮した。
お腹も満ち、日が沈む頃には、空にはちらほら星が出て、山の向こうに太陽が隠れるとプラネタリウムもびっくりの星に彩られた。人間はスケールの大きいものを目の当たりにすると自分の矮小さを知るが、このときは地球自体の矮小さすら感じた。大地に背をつけ星を眺めてぼそりとつぶやいた。
「星座の名前をつけた人たちってかなり暇だったんだな。」
夜も更け気温が下がる頃には、ろうそくの灯火の中、ゲルの中の人たちの胃袋にもほのかに明かりが灯りはじめた。自分はそういった類いのものを受け付けない体質なので、素面のまま談笑していた。宴もたけなわになる流れがなかったので、寝袋に潜り込み、陽気な笑い声を子守唄代わりに眠りについた。
時計をみたときは午前1時過ぎだった。なぜか目が覚めたのだ。ほのかな異臭。最初はゲルの独特な臭いだと思った。耳元にはクルー達の寝息、と異音が。
おろおろおろおろ。
となりで寝ていた彼は気持ち良さそうに純度の高いなにかをだしていた。
「空、草原、ヤクの乳」 ー第六回ー
担当;大原(業務;会計)
6日目
環境教育プログラム(1日目)
この日は長丁場である環境教育プログラムの初日だった。参加するのは日本クルー全員とUBクルー3人。
早朝、ウランバートルのアパートを出発、この日の目的地はサガンボロカス(「白い柳」の意)というオンギ川沿いの小さな集落にある宿泊施設。そこに泊まり、翌日はついにオンギ川を実際に見学するわけでだ。
プログラムは始まったが、この日はひたすら移動。この日までに何度も経験してきたが、相変わらずの悪路である。頭を何回ぶつけた事だろうか。車で川を渡ったりもした。
しかし、人間の適応力と言うのは凄いものだ。そのような環境でも車酔いを訴えるクルーは殆どおらず、また大半のクルーは移動中に眠れるようにもなっていた。(疲れのせいでもあるだろうが…)
長い移動の中、休憩で止まった所でラクダに乗る。ラクダと言う生き物はなかなか乗り心地が良い。さすが観光客向けと言う事で調教されていたのだろうが、こちらの言う事にも素直に従ってくれる。
休憩を何度も挟みつつ、夕方サガンボロカスに到着。小さな集落だった。 泊まるのは観光客向けのゲル。前々日に体験したリアルゲルとは違い、綺麗で設備が整っている。ゲルらしく無いと言えばゲルらしく無い。
荷物を降ろし、ゲルの中でくつろいでいると現地の人に呼ばれた。わざわざ自分たちの夕食のために羊を1頭潰してくれたらしい。解体をしているところを見たが、さすがに手際が良い。最初こそ「動物」に見えていたソレが、あっという間に「肉」に変わっていった。
夕食ができるまでの間、各自思い思いにサッカーやバレーボールをして時間を潰していると、バレーボールの持ち主達がやって来た。試合をする事になったらしい。
彼らはなんと現役のモンゴル軍人。隊長はイラクにも行っていたとか。
試合はモンゴル軍にミスが多く、スカウトの勝利。隊長は部下のだらしなさにイライラしていた模様。試合後は和やかに軍人達と握手を交わし、別れた。
そんな事をしている間に夕食が完成。羊をぶつ切りにし、蒸し煮にしたもの。現地の人々が、お客を歓迎する時に作ってくれるものらしい。
羊臭さはあまり無く、クルーも抵抗無く食べていた。本当に現地の人達の心遣いには感謝をしなくてはならない。プログラム外でも様々な人達のお世話になり、交流する事が出来るのはこのプロジェクトの良さの一つだと実感した。
暖かい気持ちに包まれ、移動の疲れからかいつの間にか深い眠りに落ちていた。
(サガンボロカス)
(モンゴル軍VS.スカウト)
「空、草原、ヤクの乳」 ー第五回ー
担当;勝田(業務;プログラム担当サブリーダー)
5日目
ゲルステイ
空が青いって知ってる?知ってるよね。誰だって空くらい見上げたことあるから。でも、本当に青い空って滅多に見たことないと思うんだ。正直なところ。
その日気がついたら僕は草原にいた。正しくは山の斜面の草の上に寝転がってたんだ。ただ、とにかく寒くて目が覚めたのを覚えているよ。半そでだったしね。最初に目に飛び込んできたのは本当に青い空だった。きっとほとんどの人が見たことのないだろう空。実際、あの空を見たらだれしもが感動して自慢するんじゃないかな。ホンモノの空をみたって。
でも、僕は違った。感動なんてできなかったんだよ。実際のところ。とにかく、妙に気分が悪いんだ。頭も痛い。大体、どうして自分が山の斜面で目を覚ましたのかさえ分からなかった。前日はみんなと一緒にゲルの中にいたからね。そのゲルを遠くに見下ろせる山の斜面に自分がいたことは理解ができなかったし、あんまり考えることもできなかった。本当に頭が痛くて、気持ちわるかったんだ。まったくの話。
しばらくすると、クルーが僕を見つけて、おはようの挨拶をして、どうしてこんなところで寝てるのか、と声をかけた。でも、答えることはできなかった。自分でもどうしてこんな寒い所で寝ているかわからなかったからね。そしてゲルの中が大変なことになっていることを教えてくれた。その時ようやく僕のTシャツからおかしな香りがすることと、頭が痛くて気持ちが悪いことが理解できた。本当にわかったんだ。
それからはとにかく大変だった。10歩あるく毎に座りたくなるんだ。頭が体の一番上にくっついてることが嫌になるんだよ。その頭を地面につけて体中を地面と平行にしておきたくなってしまうんだ。だからまず、ゲルに帰るまでに100万秒くらいの時間を費やしてしまった。本当にみんなに迷惑をかけたよ。何しろ黙ってゲルを出た上になかなか戻ってこなかったんだからね。
そして、全く食べることができなかった。胃の中は空のはずなんだけどね。朝ごはんもクルーがお世話になった家族にふるまったお汁粉も食べようとすら思わなかった。ただひたすら草原の上に体を張り付けて、空を眺めてた。たまに牛にかこまれて食べられそうになりながら。あれは本当に怖かったね。正直なところ。
歩いては座りそして横になる。こんなことを2万回くらい繰り返しながらそこで半日を過ごし、僕に残っていた99%の力を振り絞って、お世話になった家族とクルーや通訳さん、運転手と写真を撮って僕たちはもといたアパートに戻っていった。途中で飲んだオレンジジュースがその日初めて僕が胃の中に入れたものだったんだけど、これが本当に美味しかった。生き返ったような気持になったよ。教えてくれたクルーに感謝だね。嘘じゃなくて。
僕の話はこれでおしまい。もし話そうと思えば、変な香りのしたTシャツの行方や牛に囲まれた時の話、チビすけとの紙風船サッカーとか、そういう話も出来る。でも、あんまり気が乗らないんだ。ほんとの話。なんせひたすら迷惑をかけっぱなしだったからね。ちなみに言っておくと、実は僕だけじゃなかったんだ。そいつはモンゴル3回目だったんだけどやられちゃったんだよね。2人でモンゴルの大地に寝そべって迷惑をかけてた訳。今ではいい思い出だけど、本当にご迷惑をおかけしました。
By Hiromitsu Katsuta
(泊まったゲル)
(ゲルの子供。草原の子供。)
(上を向かなくても、空は見える。星も見える。)
「空、草原、ヤクの乳」 ー第四回ー
担当;諏訪(業務;クルー業務担当サブリーダー)
8月16日(晴)
今日はみどりプログラムの実施日である。
ウランバートルの東、車で3時間ほど移動したところにあるバガノールというところの小学校でプログラムを実施した。
「これがモンゴルか・・・」思わず声が出た。移動中、始めてウランバートルから出た私達の目の前に広がったのは、見渡す限りの草原であった。初海外の私にとってその光景は感動的なものであり、来る前に自分がイメージしていたモンゴルの姿だった。しかし、朝早くの移動であり意識は次第に遠のいていき、気がつくとバガノールへと到着していた。
到着すると休む間もなく、バガノールのリーダーの方とお会いし、本日行うプログラムのミーティングを行った。プログラムの進行経験のほとんどない私は緊張と不安で押しつぶされそうだった。そんな中、現地のスカウト達とお互いに自己紹介をし、簡単なゲームで打ち解けた後、いよいよプログラムが始まった。
まず、紙芝居を披露し砂漠化についてスカウト達に説明し、その物語にそらせて木の模型を作り、砂漠に見立てた板にその木をたてることで、砂漠に木を植えることの意義、大切さを視覚から訴えた。紙芝居の話は通訳に訳してもらい、ウランバートルスカウトに読んでもらった。なかなかの好演技でバガノールスカウトからの反応も良かった。模型もスカウト達が楽しそうに作っているのが印象的であった。プログラム前に感じていた不安と緊張はいつの間にか消え、みんなの笑顔で自然と私にも笑みが生まれていた。
(紙芝居を披露する様子)
紙芝居が終わると今度は外へ出て植樹を行った。この植樹には吸水性ポリマーを使用して10本、使用せずに10本、計20本のポプラ苗木を日本スカウト、ウランバートルスカウト、バガノールスカウトで協力して植えた。植樹場所には小学校の校庭を提供していただいた。土が硬くスコップでは掘りにくい場所ではあったが、スカウト同士で協力して穴を掘り、無事に木を植えることができた。この成長記録をバガノールのスカウトにとってもらい、成長過程を見守ることとなった。
予定していた活動を終え、スカウト達の感想などを聞き、リーダーの方と今後についての話し合いを行った後、現地のレストランで昼食を取っていると突然テレビに「thank you japan mgl rover scouts」(ありがとう。日本、モンゴルのローバースカウト)という字幕が現れた。バガノールスカウトからの突然の感謝の言葉に驚き、胸が熱くなった。
1年後バガノールに訪れるとき植えた木々はどうなっているのだろうか・・・。期待と不安を胸に抱き、私たちはウランバートルへと帰って行った。
(集合写真)
「空、草原、ヤクの乳」 ー第三回ー
担当;三宅(業務;渉外)
8月15日。日本がアジアを巻き込んだ戦争の反省を歴史に刻んだこの日、アジアの一角、ウランバートルでスカウティングがその偉業を歴史にまた一つ刻み込んだ。
売り上げ金額90ドル。日本スカウトとモンゴルスカウトが母子家庭のために40個余りの手製石鹸を販売した成果である。多くの人が我々スカウトの活動に共感してくれた。彼らは決して石鹸が欲しいからという理由だけで我々の石鹸を買ってくれたわけではないだろう。我々の熱意を買ってくれたのだ。昼過ぎから売り始めた石鹸はあっという間に70ドルという名の人々の善意に形を変えた。午前中の会議でここまでの売れ行きを予想した人がいただろうか。12年以上のスカウト人生を送ってきたが、スカウティングの力を改めて実感した。我々の仲間は世界中におり、世界中で人々に認められていたのである。
販売活動終了後、反省MTGに入った。日本スカウトもモンゴルスカウトも自分たちのした活動が楽しかったと言った。これが大切なのだと思う。楽しいだけでは目的は達成できない。しかし楽しくなければ活動を継続することは不可能であろう。
MTG後、ウランバートル郊外に明日使う苗木を取りに行く。モンゴルの陽は長く、6時でもまだ昼のようである。そんな中、モンゴルを移動する限り避けては通れない凸凹の悪路を走ること1時間、何軒かの小屋とゲルが並ぶ集落に到着した。周りには山頂まで草原に覆われた山並みがとめどなく広がっているだけである。近所の子どもたちが集まってきた。皆外国人を見るのが初めてなのだろう。好奇心に溢れた笑顔がまぶしいくらいに輝いている。どこか懐かしい、素朴な幸せで溢れている顔だ。
いつの間にか陽が山並みに沈みかけていた。
「空、草原、ヤクの乳」 —第1回—
担当;奥井(業務;記録)
8月12日、僕はロンドンから成田に向かう飛行機の中にいた。世界ジャンボリーでの3週間を振り返り、これからのことを考えていた。およそ12時間のフライトの後、日本に帰国した。24時間後にはまた機上の人となる身としては、帰国というよりも、少し眺めのトランジットである。成田空港からのリムジンバスの中、この先2週間また生活をともにする、本派遣のゼネラルサポーターである陰山と、3週間ぶりの日本の風景を横目に眺めていた。
これまでこの準備期間に何度か徹夜を経験したが、この日の徹夜ほど命に関わると感じた夜はなかった。僕は、湿度の高い日本の夜を、窓を閉めエアコンをかけることにより遮断し、作業の協力者として、プログラム担当サブリーダーである勝田を自宅に呼び、実施要項の編集にとりかかった。刻一刻と時間は過ぎていく中、一向に終わりの見えない編集作業。野外で過ごしてきた目にはMacintoshのモニタは眩し過ぎた。幸いなことに時差ボケのおかげで睡魔に襲われることはなかったが、長時間の移動による疲労で集中力はいつもの半分以下となり、すっかりデスクワークから遠ざかっていた両の手は満足にキーボードを叩けなかった。空は既に明るくなりつつあった。
8月13日、家をでる10分前まで、電話越しに印刷の指示をだしていた。ろくな準備もできず、ほぼイギリスから帰ってきたままの荷物で自宅をでた。夏休みで超満員の中央線に大荷物と体をなんとかねじ込み、薄れいく意識の中なんとか西日暮里から京成線に乗り換えた。いったん座ってしまうと意識は完全にどこか遠くに飛んでいき、気づいたときには握りしめていた携帯電話と成田空港までの切符は電車の床の上にあり、あたりはのどかな田園風景に包まれていた。もう一度浅い眠りにつき、目覚めると成田空港であった。
ぼんやりした意識の中、また成田空港に荷物を預け、先輩方の見送りの中、まるでビデオテープを巻き戻したかのように、3週間前とまったく同じように日本を出国した。
全日空のエコノミーよりさらに狭苦しいミアットの座席に体を押し込み、揺れる飛行機の中ろくに眠ることもできなかった。いや、むしろこの先のことを考えて多少気持ちが昂っていたのかもしれない。とにかく満足な睡眠をとらないうちに最終着陸態勢に入っていた。
自分の住んでいる国以外を外国というのならば、モンゴルについて時点ではそこは外国ではなかった。この数日間日本には住んでいなかったので、日本と外国の意識地図はかなり曖昧になっていたのだ。更にアジア系で溢れかえっていたチンギスハーン空港の入国審査の風景がその認識に拍車をかけていた。小一時間の後、夜のモンゴルの空気を吸った。お世辞にも良い空気とは言えなかった。排気ガスと体臭の混ざった臭いで、僕がモンゴルに抱いていた大自然のイメージはまんまと打ち砕かれたのだ。バスに乗り込み、流れていく暗闇の中ぼんやりと集まっていた街灯の光は、近づくにつれ拡散していき、モンゴルの広さを物語っていた。
これから2週間弱泊まることになるアパートについたときにようやく僕の中の睡魔は顔を出し、頭の中を真っ暗にしていった。

(徹夜明け、連日の成田空港)
(チンギスハーン国際空港)
帰国後ミーティングを何回かこなし、プロジェクトもだいぶ落ち着いてきました。
プロジェクトの評価、反省も進み報告書が完成する目処も立ってきました。例年、報告は報告会の開催、報告書の公開で皆様にさせて頂いています。しかし、スカウト関係者に幅広くプロジェクトについて知って頂きたい、またプロジェクト中の日々の生活について知ってもらいたいというメンバーの意見により、本日からモンンゴルプロジェクト2007の毎日を、連載(?)していきたいと思います!
執筆者は日替わりで変わっていきます。
プログラムの準備、モンゴルでの生活などが垣間見れるのではないでしょうか。
乞うご期待。

(環境教育プログラム、金鉱山見学にて)
本年8月に実施しました、モンゴルプロジェクト2007の報告をさせて頂きます。
事業名:モンゴルプロジェクト2007
主催団体:日本ボーイスカウト東京連盟新宿地区新宿2団(早稲田大学ローバース)
渡航国:モンゴル国
期 間:2007年8月13日〜2007年8月25日(13日間)
協力団体:Scout Association of Mongolia
在日モンゴル商工会議所
特定非営利活動法人WE 21
オンギ川市民運動(モンゴル国NPO法人)
特定非営利活動法人東アジア環境協同行動よこはま
目 的:「昨年度までに造り上げた各プログラムの土台を元に実現可能且つ継続性のある目標を定め発展させる」
実施プログラム:
・ 母子家庭支援プログラム
・ みどりプログラム
・ 環境教育プログラム
各プログラム報告:
母子家庭支援プログラム
日 時:8月15日
場 所:ウランバートル市内(ガンダン寺、スフバートル広場、平和大通り)
目 的:母子家庭の経済的自立支援
実施内容:石鹸の販売及び母子家庭問題についての啓蒙活動
本プログラムは2004年から実施しており、今年で4度目の実施となった。昨年度までは母子家庭とともに石鹸を制作することに重点を置き、売ることについてはモンゴルスカウトに任せていたが、今年は日本スカウトも販売に関わった。また、販売中にポスター等の資料を用いて母子家庭問題の啓蒙活動をした。外国人旅行者の購入が多かったが、モンゴル人にも買ってもらうことが出来、母子家庭問題について知ってもらうことが出来た。

(販売の様子)
1時間程度の販売で90ドル近く売上げを出すことが出来、成果が目に見えて現れたことによりモンゴルスカウト、日本スカウトのプログラムに対するモチベーションをあげることも出来た。販売で得た資金は、本年度はキリスト教教会を通じて文房具として母子家庭に分配されることになった。

みどりプログラム
日 時:8月16日
場 所:ウランバートル市バガノール(ウランバートルから車で3時間)
目 的:草原破壊を食い止めるため、その土地に緑化活動が芽生え、根付き、発展していくようにきっかけを与える。
実施内容:スカウトへ砂漠化についてのレクチャー及び植樹活動
砂漠化についてスカウト達に紙芝居を用いて説明し、その物語にそらせて木の模型を作り、砂漠に見立てた板にその木をたてることで、砂漠に木を植えることの意義、大切さを視覚から訴えた。

(レクチャーの様子)
その後実際に植樹を行った。この植樹には吸水性ポリマーを使用し土の保水力を向上させ、モンゴルの地でどれほど有用なのかを知るために、ポリマーを使用して10本、使用しないで10本苗木を植えた。この成長記録をバガノールのスカウトにとってもらい、成長過程を見守ることとなった。

(小学校での植樹の様子)
環境教育プログラム
日 時:8月18日〜8月23日(5日間)
場 所:ウブルハンガイ県アルバイヘール及びその周辺
目 的:子供たちとの環境問題に関する意識の共有
実施内容:オンギ川金鉱山見学及びアルバイヘール市内小学校での環境問題に関するワークショップ
環境教育プログラムはモンゴルの環境改善を3ヵ年計画の最終目標として設定し、1年目の今年は子ども達との意識の共有を目的としたプログラムを展開した。内容はオンギ川の見学、その報告、報告を受けた絵本作りワークショップであった。オンギ川の見学は車で鉱山を実際に見学し、ビデオや写真を撮り、映像化したものをプロジェクターを使って上映した。

(調査上映の様子)
映像と同時にUBスカウトが説明をし、子ども達にわかりやすい発表を心がけた。絵本作りは子ども達とアルバイヘールスカウト、日本スカウトを4グループに分け、
①昔はきれいなオンギ川があった
②その後鉱山開発が始まり汚染された
と言う2つの共通テーマを提示し、それ以降のアイディアは子ども達に自発的に出してもらい、物語を作った。最後に各グループに絵本を発表してもらい、互いに感想を言い合った。各グループの絵本は個性があり、自分達にとっても興味深いアイディアを出したグループもあった。子ども達の自発的な意見を集められた事は非常に効果的であり、意味のあるものになったと思う。子ども達は絵本作りに真剣に取り組み、かつ楽しんでいたため、目的は達成されたと考える。今後の課題としては、今回得られた結果をいかに次年度以降つなげていくかであると考える。課題を克服するためには、UBスカウトとの連絡を密に取る事が最重要になると思われる。

(絵本作りの様子)
※ 上記3プログラムの他、ゲルステイ(ホームステイ)プログラム、モンゴル連盟スカウトとのミーティングを行った。また、期間中に第23回世界ジャンボリーの招致活動を行った。

(ゲルステイ)

(モンゴル連盟ミーティング)

(アルバイヘールへの道中で)

(発展しているウランバートルの夜景)
各プログラムの詳しい報告は、また後日させて頂きます!
6月30日、有楽町の東京国際フォーラムで、ソニーマーティングボランティアファンド助成団体活動報告会が行われ、昨年度・今年度モンゴルメンバーが参加しました。
第一部が活動報告で、事務局によって選ばれた5団体がプレゼンテーションを行い、モンゴルプロジェクトも行わせていただきました。ボーイスカウト活動についてから説明を行い、プロジェクトの経緯、来年度の予定まで話させて頂きました。一般の学生ボランティア団体が集まる中での発表だったので、制服をきた10名ほどの集団は非常に目立ちました。

(発表の様子)
とても立派な施設で発表させて頂き、とても嬉しかったです。また、他の団体の発表も聞く事が出来、ボーイスカウト以外ではどのようなボランティア活動が行われているのかを知る事ができ大変勉強になりました。
第2部は分化会ということで、国際協力系団体の方々と討論を行いました。
議題が、「なぜボランティアを行うのか、ボランティアとは何か」、「海外でのボランティア活動の問題点」という事で、日頃私たちが思っている事について、話し合う事が出来ました。討論のなかで、各団体の悩みの様なことも出てきました。継続性、資金面、ニーズの把握などなど。どこも抱えている問題は同じだということがわかり、今日を境にボーイスカウト以外の学生ボランティア団体と協力できれば、もっと成長できると感じました。
また、モンゴルやボーイスカウトに興味を持ってくれた方、モンゴルで活動されてた方などとも知り合う事が出来、非常に良い機会となりました。

(分科会を取り仕切るモンゴルメンバー)

(分科会の発表)
やはり、他の団体と交流をするという事は、自分たちの活動を見直すという上でも非常に重要だと思います。この様な機会を通して、なにか新しい発想が生まれるかもしれません。
ここ最近モンゴルに関しての投稿が少なくなっていましたが、活動していない訳ではありません!
今年度もモンゴルプロジェクトを行おうと計画中です。派遣形態、申請の問題、他県連に渡る参加者など問題は多々ありますが、良い形で行えるよう、頑張りたいと思います。
今後行われるであろう議論のために、モンゴルプロジェクト2006報告書(PDF)を公開したいと思います。
是非ご覧下さい。
5月27日に行われる全国大会国際分科会でも、モンゴルプロジジェクトについて発表する予定です。興味のある方、疑問・質問のある方は是非いらして下さい。
明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。
だいぶ更新が途絶えていましたが、頑張ってやっていきたいと思います。
12月3日に三鷹のスカウト会館で、国際活動セミナーが開催され、そこで報告やプロジェクトの紹介をさせていただきました。モンゴル以外にもCJKやバングラ、各県連の派遣事業などの報告が行われていました。基調講演としてJICAの方がお話しをしてくださり、貴重なアドバイスを頂きました。

(ブース発表の様子)
報告するだけでなく、他の派遣についてやローバー部門以外の国際プログラムについて知る事ができたので、とても良い集まりだと感じました。


(ブース発表に使用した資料)
続いて12月16日に、早稲田大学学生会館でプロジェクトとしての報告会を行いました。想定より多くの方が来てくださり、またスカウト関係だけでなくモンゴルに関係している方なども来てくださり、活気のある報告会となりました。

また、報告だけでなくパネルディスカッション方式でクルーと参加者が話すという新しい試みも行い、とても面白い報告会となりました。報告会以外でも、発表できる機会があればどんどんしていこうとと思うので、よろしくお願いします!

段々寒くなってきましたが皆様いかがお過ごしでしょうか?
さて、本年9月に実施しましたモンゴルプロジェクト2006の報告会を実施しますのでお知らせいたします。
日時:2006年12月16日(土)14:00~
場所:早稲田大学学生会館 W406会議室 (こちらから場所等詳細をご覧いただけます。)
内容:プロジェクトの経緯、プログラム報告、質疑応答、その他
質疑応答を含めて2時間程度を予定しております。どんな事をしていたのか知りたい、プロジェクトに興味がある、モンゴルに行ってみたい等、興味のある方には是非来ていただきたいと思っております。
準備中、派遣後にもプロジェクトに対するご意見を様々な方から頂きましたが、報告会の場で直接伺いたいとも思っております。
モンゴルで私達がしてきた経験、感動を皆様と共有し、これからのローバースカウト活動の活性化にもつなげて行きたいと考えています。
参加していただける方は、mongolia@rovernet.jp にご一報くださいますようお願い致します。
多くの方々のご参加を心よりお待ちしております。
かなり久しぶりの更新となります。見ていてくれた方(いるのかな??)には申し訳ありませんでした。
プロジェクトのほうは、報告書作成に向けて着々と準備中です。
ゲルステイプログラムは、モンゴルの文化を理解するという目的の下、行われました。ゲルというのは、モンゴルの伝統的な遊牧家庭が住む、移動式の住居の事です。最近は観光客を対象としたツーリストゲルと言うものもありますが、私たちは今回、実際に生活を営んでいる方々の家にホームステイをさせていただきました。

(ゲル。「ゲル」とはモンゴル語で、家という意味)
ゲルでは家族の方々に馬に乗せていただいたり、料理をご馳走になったりしました。ここで欠かせなかったのは馬乳酒こと「アイラグ」です。なんともいえないすっぱさ。好き嫌いが分かれます。

(乗馬。普通見る馬より若干小さいかな?)

(羊の蒸し煮をご馳走になりました。なぜか、ここで食べた羊は臭くなく、おいしかったです。)
夜は家族の方々からモンゴルウォッカが振舞われました。
ここで経験した楽しく、貴重な体験は深く私たちの心に刻まれました。また、家族の方々の温かさ、モンゴルの文化の深さにも触れる事ができました。ここでの経験を、プロジェクトに生かせるようにしたいと思います。

(家族の方々と。)
派遣6日目、9月5日に石鹸作りプログラムが行われました。このプログラムは、3年前(希望の架け橋プロジェクトへの参加)から、母子家庭に向けての援助を目的として実施されてきました。今年は、全ての材料調達を現地で行い、母子家庭の方にとって手軽に作成できる環境を整えました。

(レクチャーの様子)
実際に、石鹸(廃油を使用した原価の安い石鹸)の作り方を母子家庭に伝授するべく、午前中はレクチャーを行いました。レクチャーの進行もスムーズでした。

(母子家庭の方も実際に製作)
母子家庭も積極的に、尚かつ楽しみながらプログラムに参加することができたと思います。

(日本・モンゴルスカウト、オルホン大学、商工会議所が協力)
石鹸作りレクチャーには、日本・モンゴルスカウト、母子家庭の方々に加え、オルホン大学日本語学科の学生達が参加し、参加者は40名を超え、4団体の交流も十分になされました。ちなみのこの人数を車2台で運んだのは今でも信じられません。

(モンゴル連盟での会議の様子)
午後は、午前にレクチャーした石鹸を実際に販売の流れに乗せるべく、モンゴルスカウトとミーティングをしました。国内の一般的な市場に乗せるというモンゴルスカウトの認識と、チャリティ−の意味を込めた外国人向けの販売をするという日本側の認識のギャップがあったため議論は白熱しました。最終的には、日本側の意見がモンゴルスカウト納得の上で反映されました。
結論として、石鹸にこだわらず、母子家庭の援助に繋がりやすい販売物を模索していくことが確認され、まずは石鹸から始めてみようという意見の一致のもと石鹸プログラムを終えました。尚、昨年作成した石鹸は、モンゴル連盟内で販売され、近々母子家庭にお金が渡ることになりました。
4日目は半日の休養を入れ、草原プログラムという事でモンゴル自然環境省を訪問し、草原破壊の現状と政策についてお話を伺いました。草原プログラムはこの日の自然環境省訪問と、モンゴル各地での土の採取と東京農業大学での分析という2本だてのプログラムです。
モンゴルは森林は北部の一部地域にしか広がっておらず、殆どは草原とゴビ(石ころとほんの少しの草が生えてる乾燥した地域)が広がっています。近年、過放牧や雨量減少などの人為的原因により草原が破壊されているという話を日本で聞き、植樹よりも現状に合った活動なのではないかという事で草原破壊に関するプログラムを模索する事になりました。今年は来年度以降の本格的な実施に備え、情報収集や調査を主に行う事になりました。

(緑の長城計画担当者の方々)
モンゴルでは緑の長城計画というものを行っており、これは植樹によりモンゴルの西から東まで木のベルトを作るというものです。最初に緑の長城計画についてお話ししてくださり、その後私たちから質問をしていきました。

最後私たちから、「私たちのような活動をしているものに、どのような事を望むか」という質問をした所、自然環境省が行っている調査に参加しないかという提案が返ってきました。日本・モンゴルスカウトと自然環境省でプログラムを行う。これは非常に興味深い構図です。自然環境省という国の政策を行う方々とモンゴルの自然に関してプログラムを行えたら、非常に効果的な活動が出来るかもしれません。
ただ、日本のスカウトが外国の政府と連絡をとる場合には、日本連盟を必ず経由しなければならないという規約があるので、まーその辺どう言われるかわからないですが、モンゴルプロジェクトのような国際協力プロジェクトを本気で行うなら、そのような事例も多々出てくるでしょうから検討したいものです。

(この日はオランダの海外協力省の人たちも来ていました。)
プログラム後はモンゴルスカウトとUB近郊の高台にある、ザイサントルゴイという観光地に行きました。ここはハルハ川戦争(いわゆるノモンハン事件)でのモンゴル、ソ連の勝利を記念して作られた記念碑です。社会主義時代のモンゴルとソ連の協力関係を表した記念碑でした。いまではここはUB有数のデートスポットになっているようです。眺めもいいですし。過年度クルーはここから見えたUB市内は、去年無かった場所に建築群が出来ていたり、大きく変わっていると言っていました。

(ソ連とモンゴルの兵士が協力して日本を踏みつけてますね。)

(UB市内全景。ここにモンゴル国民の半分以上が集中している。)
3日目は首都ウランバートルから離れ、120キロほど車で行った所にあるバガノール地区のスカウト委員会を訪問しました。この地区ではデンマーク、韓国のスカウトと協力して植樹を行っており、今回は東アジア環境恊働行動よこはまの方の紹介で訪問が実現しました。
バガノール地区は一地区でありながら、海外からも参加スカウトがくるような大きなキャンポリーを開催するなど、とても活発に活動している地区でした。小学校の教室の一つがスカウトが使える場所になっており、スカウト活動も小学校のクラブ活動(?)の一つとして行われているようでした。

(スカウト委員会の方々にモンゴルプロジェクトの活動紹介)
農業プログラムという事で日本で準備してきましたが、現地で行っている事との関連も考えて、植樹の意義についての紙芝居を子供たちに向けて行いました。植樹を行うとどうなるか、なぜ植樹を行うのかなど、水、土壌、木の関わり方などから内容を考えました。通訳はウランバートルから一緒に来てくれたモンゴルスカウトにお願いしました。
(紙芝居。絵がうまいですよね。)
(バガノール地区のスカウト達。たくさんのスカウトが来てくれました。)
その後は日本からお土産に持ってきたスプラウトの栽培セットをスカウトに渡しました。スプラウトは自分たちで育て、成長を実感できるので植樹を行っているスカウト達にはちょうど良い勉強になるのではないかという事で持ち込みました。先に紹介した東アジア環境恊働行動よこはまの方々も、一度バガノールに紹介しようと試みたそうです。値段も日本ではそんなに高いものではないので、モンゴルに紹介できれば面白いかなと思います。

(種を入れ、水をあげる所まで一緒にやり、紙芝居で育て方、食べ方を紹介しました。)
日本から剣玉、コマ、だるま落しなどの伝統的な遊び道具を持って行き、一緒にスカウトと遊び交流や文化紹介を行いました。剣玉は人気が高く、うまく出来るスカウトもいました。言語が違う分、遊びを通して交流する事は、外国スカウト、特に子供達の場合では非常に重要な事だと実感しました。

(だるま落としはなかなかコツがつかめないらしく、難しそうでした。)

(スカウト達と。最後に子供達から手作りのお土産と、ネッチを頂きました。)
この地区では先に述べたように植樹活動を行っており、東アジア環境恊働行動よこはまの方が紹介したポット苗木という方法で苗木を育てています。ペットボトルで苗を育てるという、簡単な方法でスカウト達が苗木生産に取り組んでいました。また、近くの学校に使われなくなったグリーンハウスがあり、これからそのグリーンハウスを補修して苗木栽培に使うそうです。

(ビニールハウスを見学。今はトマトが植わっていました。)
植樹地は市街地から少し離れた所にあり、帯状に植樹がなされていました。バガノール地区は石炭が産出され、それによる大気汚染が発生しているそうです。そのため、炭坑と市街地の間に木でベルトを作り、大気汚染を防ごうと考えたようです。既に13キロほど植樹がなされ、水を与える為に行政も支援してくれているそうです。活着率(植えた木が、成長する割合)は結構高く、見た目でも育ってる木の方が多かったです。

(植樹地のようす。このような若木が、長い距離にわたって植わっている。)
この訪問で気付いたのは、若いスカウト委員会の方々が大きな力を発揮しているという事です。一地区でありながら、自分たちの町の為に行動し、子供達も巻き込んだ活動にしている所が本当に凄い事だなと思いました。海外のスカウトや行政、NGOも巻き込んだ事業にし、それを若い人が統括している。日本のスカウト業界ではなかなか無い事でしょう。それだけでなく植樹がうまく行くように様々な方法にもチャレンジし、自立、発展、地元事業化が行われているという点も特筆すべきでしょう。日本のスカウトも、スカウト関係だけでなく様々な他団体と関わる時期に来ているのではないでしょうか?
今回の訪問で初めてウランバートル以外のスカウトと関わりましたが、地方でも非常に活発に活動しているモンゴルスカウトの現状を見る事が出来ました。私たちがプロジェクトを行うだけでなく、モンゴルのスカウトのプロジェクトに参加させて頂くという、なかなか面白い構図も来年以降に向けて検討するのもいいのではないかと思いました。
遅くなりましたが、15日午前に全員無事帰国する事が出来ました。実施にあたりご協力いただいた皆様、そして日本で見守ってくれていた方々に深く感謝致します。ありがとうございました。
これから私たちはプロジェクトの評価、反省を行い報告書を作成しますが、その前にブログで実施した事、見た事などを報告したいと思います。今回は到着〜1日目の観光をご紹介します。
・到着
韓国経由でウランバートルへ。到着は深夜12時過ぎと遅いにも関わらず、多くのモンゴルスカウトが出迎えてくれました。去年一緒に活動したスカウトも多く、スカウトは友情にあついということを肌で感じました。感動して泣き出すクルーもいました。

(チンギスハーン国際空港にて)
・観光
翌日、観光ということでしたがまず新聞社の取材を受ける為にウヌードゥル(今日という意味)新聞社へ。モンゴルで発行されている2つの日刊新聞のうちの一つで、モンゴルでは影響力は大きいよう。テレビ局も併設されており、スタジオ見学もしました。

(@取材中。編集長とともに。)
新聞が発行された日は旧国営デパートの新聞を買い占めました。予想以上に大きく出ていて、裏表紙の半分位を占めていましたが、なんて書いてあるのかはわかりませんでした。。
(日本のスカウト、モンゴルになんとかって書いてあるのまではわかるんだけど・・・)
取材後はモンゴル科学アカデミーの農場で植樹体験、その後モンゴル中部で活動している「オンギ川市民運動」というNGOの方々と食事をしました。オンギ川は400キロにも及ぶ大きな川でしたが、上流部での金の採掘の為に水量が減り、下流のウラン湖という大きな湖が消滅してしまったそうです。その問題に対して活動している方々で、活動内容、経緯、問題点などを伺い、モンゴルの問題に対して活動しているプロの方々から直にお話を聞けるという貴重な経験をしました。
この日、クルーは初めてウランバートルを見る事になったのですが、全員が発展のスピードに驚きました。「一年でこれほど変わるものか」と。草原のイメージしかなかった初年度クルーも、相当驚いたようです。現在のモンゴルの経済成長率は年平均10%前後。日本の高度経済成長期のような有様です。様々な問題も、日本と同じように起こってくる事でしょう。それらを経験した日本人として何かモンゴルの為に行動できないか、想いを新たにできた一日でした。

(発展したUBの中心街。旧国営デパートから平和大通りを望む)